母子家庭は

母子家庭の貧困問題

最近は離婚する夫婦が増えているが、いざその妻が専業主婦だった場合や夫ほどの収入がない場合、経済的な理由が原因で離婚を決断できないケースが増えているように思う
もちろん、最近は女性も社会進出を遂げており、男性並みの給料を得る女性も増えてきた。
しかし、それは夫婦という形態ができていること、そして子供を保育園に預けられるという状態が存在してこそ可能なものでもある。
あるいは、女性が仕事で遅くなったとしても夫が子供を保育園に迎えに行ける、夫が子供の面倒を見られる、という協力があってこそのものでもある。
その一方で離婚してしまえば、多くの場合、子供は女性が引き取ることになり、女性の負担が増える。
そして夫の協力や夫の両親の協力が得られなくなり、母子家庭手当等が出ることもあるものの、女性の収入が増えれば手当が出ないため、収入を増やさないようにする女性も増えている。
母子家庭の貧困状況は問題視されており、今後きちんと手立てが取られなければならないのではないだろうか。



貧困には慣れているが

わたしは子供の頃貧しい環境に居た。
父は事業を営んでいたから収入は普通のサラリーマン以上にあったが、余裕があるとろくな事にならないとはよく言ったもので別のところにお金を使い家にお金を入れたり入れなかったりという状態になった。
そうなると母も家にいることは出来ず働きに出たのだが、長女であるわたしは下の二人の面倒を見ることが当然になり勉強する時間も削って母の代わりをしていた。

その結果、両親は離婚し、母子家庭で生活をすることになった。

貧困による重労働と睡眠不足が原因で、学校の授業について行けなくなったわたしは高校を出てすぐ働いた。
下の二人は良い大学を出て良いところに就職しいい人と結婚し気楽な生活をしている。
わたしは良いとこに就職など出来ず好きな人と結婚して子供が出来たが今はシングルマザーだ。
もちろん生活は楽ではない。


人生ってどこかでバランスが取れていると聞くけれど今のところ兄弟間の格差さえ埋められない。
貧困には慣れているから慎ましく生きることはさほど苦にならないが、兄弟間でも格差は今でも納得いかない。



貧困問題は雇用というよりも家庭が原因なのか?

貧困問題でよくある原因は、貧困の連鎖が起こるということだ。
要するに貧乏な家庭には貧乏な子供が生まれて、その子供も成長したら貧乏になってしまうみたい流れだ。
貧困が貧困を産むというような形になるわけで、雇用がないから貧乏になるというよりは、雇用をしてもらえるような教育を施されていないので、いいようになるという感じになってしまうわけである。
ある種の教育問題というような形にはなるが、日本の場合本人にやる気がそれなりにあればどうにかなるような環境は作れているが、問題はやはり教育がうまくできていないので計画的に物事を実行する能力や、自分自身のスキルを磨いていくということを理解できない子どもが増えてきているのが原因だ。
そのまま大人になって、やはり貧困になる、という流れが一定の水準では起きてしまっているというのが大きな問題となっている。
やはり教育の均一化、ということが間違いなく求められることになるのだ。
それが解決への道であるのだ。

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