貧困とは繰り返されるのである

繰り返される貧困のスパイラルについて

テレビ等でも報道されているが、世代を超えて貧困は繰り返されることについて書いていく。
良く言われていることは親が貧困層であれば、子も将来貧困層になると言われている。
これを、貧困の世代間連鎖という。
その仕組みとしては、親が貧乏であると、子供を大学まで通わせる体力(財力)が無い。
または親が貧乏である理由が学歴が低く、家庭環境がそもそも学習に向く(熱中・集中とも言える)環境ではない。
大きくこの2点が世代間連鎖が生まれる流れだと私も同意する。



外部環境はどうか

では、貧困に陥る仕組みとして家庭環境以外はどうか?
この点はあらゆる社会環境が抜け出せない仕組みを構築していると私は感じている。
代表して出すと学校である。
学校の先生を悪く言うつもりはないが、家庭訪問やPTA等を通じて、親の顔を見ているはずである。
最近はモンペと言われる親もごく普通に生息している(笑)と聞いているが、この親の顔を見すぎていないだろうか?
子供も1日の半分は家庭にいる時間であるため、親の影響を受け、どうしても似通った親子になってくるはずである。
そこで、先生としても頭のいい親子(地位や職業も社会的力学上上位と推定される)と頭の悪い子(左記の逆)で対応や将来の勧めも違ってきていないか?
子の未来は親次第ではないと私は感じている。
ぜひ子の実力を最大級に引き出す勧めを親に説ける先生が出てきてほしいと感じる。



18でひとり暮らしは貧困をうむ

話は自分の経験になるが、わたしには貧困時代がある。
18歳でひとり暮らしをはじめた頃わたしは貧困だった。
進学でのひとり暮らしではなく社会人としてのひとり暮らしなのに、働いてても家賃を払って普通に食べているだけなのにお金が貯まらない。
社会人になって正社員になってもいろいろさっ引かれると手取りなんて微々たるもの・・・。
それでなくても少ない給料なのに何万円も引かれて怒りを覚えた。

社会人になりたてでいきなりひとり暮らしなんてやめた方がいい。
親と同居して仕事が安定したり出世したりして金銭的な余裕を感じられるまではひとり暮らしなどやめることだ。
家賃が安くても水道光熱費や通信料や保険料は嫌でもなんでも出て行く。
家賃が安いからとアパートを借りるとこんなはずじゃなかったということになる。
おまけに、貧困だと長く働くことになるからせっかく部屋を借りても部屋には寝に帰るだけの状態になりかねない。
わたしは18歳でひとり暮らしは無謀だと思った。

これからの世代について

一度、貧困層になるとはい上がるのは難しいといいうことは理解されたかと思うが、どうにもならないかと言えばそうではないと考えてほしい。
既に時代は変化が激しく、親の経験論や学歴勝負といった単純な見込みは外れが多くなってくる。
義務教育カリキュラム内の教えも徐々に役をなさなくなってきているため、自分の長所を1つでも作ってそれを磨いて、社会の役に立ててほしい。
それが報酬となって帰ってくる時代になるであろう。

悲観せず、変化を楽しむこと

これまでの経験が通用せず、今勉強していることも役に立たない将来かもしれない。
これが今貧困層と見られている方たちに持てる希望であると思う。
そして、既得権益層である富裕層も守りに入ると思うが、付け入る隙がない訳ではないはずである。
ぜひ、あきらめず、勉強し世代間連鎖を克服し、自分の置かれる状況を少しでも満足できるものにしてほしい。

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