生活保護者の生活実態
本当の意味での救い
日本は、他の国と比べて見ても、貧困問題に熱心と言える。生活困窮者自立制度や、住宅確保給付金制度、または生活保護などが考えられる。
一見すると、貧困にあえぐ人を救っているように感じる。
だが、本当の意味で救っているのかというと、どうなのだろうか。
受給するためには、厳しい審査を受けなくてはならず、審査に受かったとしても、期限は決められているのだ。
そして、生活保護にしても厳しい制約があり、決して自由とは言いがたい。
税金で生活をしているから当然だろうと思うかもしれない。
だが、貧困者にだってある程度の自由は必要なのだ。
近隣の目を気にして、わずかな贅沢さえできないものもいるのだ。
本当の意味で貧困者を助けたいと考えているなら、もっと別の方法もある筈だ。
ただ貧しいというだけで、肩身の狭い思いをしながら生きるのは、あまりにも酷なことだ。
本当の意味での救いというのは、貧しい者が精神的に伸びやかに暮らせる方法ではないだろうかと考えている。
そこで今回は、生活保護者の生活実態のエピソードを語る。
DVDやブルーレイが高くて買えません
病気のため働けず、生活保護を受給しています。毎月13万円ほど支給されており、頂戴しております。
ところで私の趣味は、映画や海外ドラマ鑑賞、そしてアニメ鑑賞です。
これらをDVDやブルーレイを買って楽しむのは、金額的に、まず無理です。
そこでブックオフなどの中古DVDやブルーレイを探しましたが、
大人買いしようとすると、もう無理です。
そのためツタヤなどのレンタルビデオショップの利用を検討していました。
しかし、光学ディスクがたくさんの人に使いまわしされているため、傷が多く、
再生装置にもダメージがいくことがわかりました。
どうしようと途方に暮れていました。
そんな私を救ってくれたのがインターネットの動画見放題サービスです。
始めはGYAOで無料で見ていました。
しばらくしてHuluで映画や海外ドラマを観るようになりました。
定額制ですので、観れば観るほどお得になります。
そのため暇さえあれば、パソコンで動画を楽しむようになりました。
貧乏でDVDやブルーレイを買えなくても、映画やドラマが楽しめる時代がきたようです。
貧困な私の恋愛経験の実情
また知り合った彼女も同じ病気で仕事ができず、生活保護を受給しています。隣の部屋に住んでいたのですが、付き合うようになって半分同棲のようになりました。
働けないわけですから、お金にいつも困っていました。
ジュース一つ買うのにも苦労していました。
そこで、飲み物はジュースの代わりに砂糖水を作って飲んでいました。
彼女に飲ませたところ大好評で、事あるごとに毎日砂糖水を頼まれました。
なぜなら、彼女は私がジュースを自販機で買うお金を持っていないことを知っていたからです。
美味しい砂糖水づくりの秘訣は、あらかじめ水道水を容器に入れて冷蔵庫で冷やしておくことです。
これでキンキンに冷えたドリンクが出来上がります。
私はまたこれとは別に、冷蔵庫で冷やしているお茶をコップに入れて、砂糖を入れるという
アイスティーを作っていました。
酒どころかジュースさえ買えない、という貧乏暮らしが私の恋愛経験でした。