地図会社と税金

地図会社って色々

地図と言っても色々あります。個人宅の地図、道路地図、海にも海図という地図があり、下水地図、水道管の地図。
地図というのは本当に様々です。
ではどうやって作成されているのだろうか?


道路地図や家屋は航空写真をもとに作られています。
少し前になりますが、グーグルマップの写真は結構劣化した地図が多かった。
航空写真には価格があって、やはり古くなると当然価格が安くなる。
安っぽい地図によって情報が古かったりした。


一般家屋の地図も地上戦をやるのは、個別の家屋で個人宅が本当にこの人が住んでいるかどうかを調べる事もあります。
これは人海戦術でやっています。



地図屋さんはわりと身体障害の雇用に

少し前に政府が企業に対して身体障害者の雇用を水増ししたという話がありました。そういう意味では地図業界の大手では、こうした身体障害者の雇用について一定の貢献がされています。
パソコンがあればできますので、そういう意味では手が不自由でなければ、身体に障害があっても出来る仕事だといえると思います。


私が勤めていたところでも、障害者学校を卒業するであろう卒業生が、会社に見学に訪れていました。そういう意味では貢献度の高い会社と勤めていて、社会貢献の素晴らしい企業だと感心したものです。
ただこうした身体に障害をもった人を雇うにあたって、会社としては会社そのものをバリアフリーにしなければならないという事があります。
なかなか一般企業では難しいのかもしれません。




地図と税金の関係

地図というのは税金が絡むのです。
例えば一般家屋で言えば固定資産税が関わってきます。


道路や河川は、これは中央省庁に予算の陳情する裏付けをするのに必要となります。
細かい所で言えば、道にある街路樹。
これも植えた限りは管理をする必要があります。
葉が伸びれば切るという交通の妨げに、ならないようにしなければならない。
枯らさないように肥料なども必要です。


こうした予算や税金の徴収には地図というのは不可欠なのです。
それこそ猫の額と言いますが、小さい土地にもしっかり持ち主が存在しており、しっかり税金の徴収がされます。


それを様々な理由で住民は避けるのです。
認定道路などはそれになりますね。
道路とみなす事で税金逃れをするのです。



紙から電子へ

近年の地図はどんどん電子化されています。
このきっかけは東日本大震災をきっかけとなりました。


津波によって地図の資料が全部だったところでは資料が水浸しになりました。
こうした事を避ける為に、電子化する事で保存をしやすくするというのが最近の流れです。


私が携わった地図には巻物のような地図がありました。
明治でなく江戸時代のどうも古門書のような地図が資料としてありました。
違う意味ですごい資料のように思いましたが、地図は意外にも正確に書かれていました。
(ちなみにこうした家などの仕切りを書いている事を筆と言い、我々は筆界と呼んでいます)


昔は番地ではなくイ、ロ、ハというのもありイは一番地という具合です。
ハまで書かれているのは結構稀なケースですね。

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