そもそも、なぜ地方競馬は衰退するのだ
群馬県での話だ
これは競馬に限った事ではないのかもしれない。以前自分は伊勢崎市に在住していた。
群馬県と言えば、競馬、競輪、競艇、オート。
なんでもありました。
そして高崎競馬という地方競馬がなくなり、実は公営ギャンブルというのは年々厳しい状況に置かれて衰退してきた。
高崎競馬廃止後の跡地はその後、何か出来る様子もなく太田市にある馬を管理する施設は恐らく未だに放置されてしまっているだろう。
競輪にしても競艇にしても、一見やっている人は居るように見えるが、実際はこうしたギャンブルそのものに特に若い人はあまり興味がない人も多くなったのかもしれません。
ではなぜなんでしょうか?
嘗ての羽振りのいい時期は終わったのだ
前に一緒に職場にいた同僚が前橋市民でありました。当時伊勢崎市に住んでいた私は隣町という事で、職場も一緒だったので前橋に立派なグリーンドームがあるので、税金も安くなるのでは?と聞いたところ、「それよく言われるんですが全く真逆なんですよね」私は耳を疑った。
よく公営ギャンブルでは税金が落ちるので、街はやや治安が悪くなるというイメージはあるものの経済的に潤うというメリットがあると思っていました。
しかし聞いたところ、どうもそれがあるがために、むしろ税金が高いと言い出すのです。
20年前、つまりバブルの時確かに公営ギャンブルは非常にそうした説得力があったように見えました。
ところが、バブルがはじけるとこれは一転したのです。
堅実的なギャンブルしかしないのだ
ギャンブル好きにとってギャンブルをしない事はないと思います。勿論公営ギャンブルでなくても、パチンコもその一環でありますが、ではなぜ赤字になるのかというと昔のような大賭けする人は本当に見なくなったそうです。
所謂ギャンブラーという人ですね。
精々数千円。
数百円というのもあります。
それを細々と楽しんでやっているというのが現実のようです。
そうなると、税金によって潤うというよりは、とりあえずやっていますというレベルです。
ちなみに10年くらいの前ではありますが、伊勢崎オートは赤字と黒字を行き来した感じ。
唯一桐生競艇は黒字でも辛うじてという状況だったと思います。
前橋競輪はかなりの赤字をだしており、競輪よりプロレスをやってくれというのが地元の希望のようでした。
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時代が変わったのだ
現在の住んでいる所でもオートレース場がありますが地方競馬と同じく、衰退し廃止されるような宿命を背負っていると思われます。しかしよく見ると同年代の人が居る事はありません。
やはりそれなりにおじさんの年齢層ではないでしょうか。
全く見ないわけではありませんが、若者が駅からでているバスに乗ってというのは見かけませんね。
どちらかというとパチンコ屋さんの方が同年代には、ギャンブルとしては手軽さ、ある意味競艇や競輪はある程度知識が必要だったり、選手などを覚えたりと結構面倒な部分がでてくるからなのかもしれません。
そのくせ態々駅から離れたところにあるところがほとんどです。
駅前にあるパチンコ屋さんの方が利便性があるのも、地方競馬廃止に拍車をかける理由かもしれません。
時代が変わって、ギャンブルの在り方が、更に将来変わって公営ギャンブルが俗にカジノのような様相になるのかもしれません。