家の火災による死亡事故の数
大阪のビルで火災があり、多くの人が心肺停止となっている。ニュースを見ていると、毎日の様に家の火災による死亡事故が報道されているように感じた。
日本の火災による死亡事故が気になったのは、神戸の男性が、姉夫婦を困らせるために甥2人を放火にて殺してしまったニュースだった。余りにも残酷で身勝手な犯罪に、何故このような犯罪が行われてしまったのか、どうすれば止める事が出来たのか、家庭内の問題かとか、色々想像を巡らしてみた。
毎日の様に報道される放火や火災での死亡報道に心が痛む。
日本での一年間での火災による死亡数、放火による死亡数を調べる事により、私達に何が出来るのかを考えてみた。
ここ数年の放火による死亡数は300人代
消防庁の報告によると、平成29年の火災による負傷者は6052名、死亡数は1456名、内放火自殺者は310名となっている。1146名は、火の不始末等による火災である。
多いようであるが、全般に及び減少傾向にあるようだ。
毎日4人が火事により死亡している。
統計からみると、放火による死亡は少ないと考えられる。
それでもほぼ毎日、どこかで放火し、放火による自殺者が毎日いることになる。
少しの煙を吸っただけでも息苦しくなるのに、火災の煙による一酸化炭素中毒は、人を直ぐに死に至らしめるものと考えられる。
何故人は放火するのか、何故人は燃やしてしまおうと思うのか
何故人は放火するのかを調べてみた。恨みや復讐、権威への反発、証拠隠滅、愉快犯、脅し等の放火がある。
神戸の事件は身勝手な恨みや復讐によるものであろう。犯人は部屋にこもっていたから、精神的な何かを持っていたのかもしれない。
以前報道で、放火は繰り返されると聞いたことがある。放火癖はICD-10、国際疾病分類では病的放火とも言われ精神障害の一種に分類されている。
火をつけた後に強い興奮があると言われている。愉快犯は、放火癖があると言えるだろう。
火災を起こさないために、日常の私達に出来ること
犯罪による放火は止めようが無いかもしれないと思う人もいるかもしれない。果たしてそうだろうか?
神戸の事件からみると、男は部屋に引きこもっていた様だ。
子供の引きこもりには国や社会が色々考えてくれているが、大人の引きこもりには対する対策は耳に入ってこない。
国や地方自治体が、引きこもりや無職の人を掌握して、心の支援をしていく必要があるように思う。
各家庭の問題には、個人的には入り辛い所もあるので、精神的支援をしてくれる専門家が必要ではないだろうか。
個人的には、独り暮しの高齢者の生活状況を知り、近隣の付き合いを通して火災を防ぎたいものである。