競争力とは光学フィルムの経験から

光学フィルムとは

光学フィルムというを聞いてもあまりよくわからないと思います。
液晶や少し前のプラズマテレビには、偏光板というフィルムが張らているのである。
皆さんが結構目にするのは、ビルなどに使う遮熱材のフィルム。
塗料を塗ることで夏の直射日光を避け、自動車にもこれは利用されています。
室内温度を下げることで、クーラーを効率よく冷やしたり、あとこれは割れた時に飛散防止とという役割も持っています。


割れた際、手を切ることなく処分ができる。
粘着剤があるので悲惨したガラスを絡めとってくれるという、そういう役割もあります。
このフィルムが携帯電話やパソコンの画面に貼られているのです。



作り方とは

印刷機と同じです。
回転しているところに紙を通しそこにインクをつければ、スタンプのように印刷はできますが、これと同様にフィルムも光学塗料を気化したいわゆる噴霧をすることでこのフィルムに、塗料が塗られて最終的にダクトを通って乾燥しこの機会の大きさは小さい学校ぐらいの大きさがあります。
巻き芯は1000m程度。
げんたんつまりフィルム自体は、日立化成などから仕入れ、あくまで塗料を開発している会社に従事していました。


もともとは自社もフィルムを作っている会社でしたが、フィルムにも様々で食品を包むフィルムもその人です。
余談ではありますが、あのフィルムは結構きれいではありませんね。
蒸気で殺菌はしていますが、水洗いはしていません。
業界の闇です。



競争とはなんだろう

品質保証と品質管理というのがあります。
ここに研究員というのが居るんですが、私もWEBの会社に勤めてその時言っていた社員の言い分がわかるようになりました。
研究員というのは、結構よそから誘いを受けたり、また新しい技術の勉強会などもするようです。
俗にお医者さんなどもよくそういうのやっていますが、それに近いものがあるのです。


光学フィルムの塗料というとそんなにする必要があるのか?と思うかもしれませんが、塗料の中には劇薬みたいなものもあります。
吸引すると体内で被爆するような塗料もあるそうで、しっかり科学的な見識が必要なのです。
それを密閉された室内で混ぜたりするので、必ずガスマスクなどをつけ安全を指導する立場でもあります。
こうした研究員のスキルアップというのは本来、会社が能動的に行うべき話だ。

しかし実態は

まずこの研究員が入ったときに、研究で使うバケツすらなかったそうです。
当然助手も居ませんし、私のようになんの科学的な知識のない人が、分量を量ったり、計測器を使ってデーターを採取したりと、助手が居ないと深夜までこうした単純作業も自分でやらなくてはならない。
開発が終われば、営業が頑張って色々勧めに行きますが営業はやる気がない。
折角開発したとしても、全く意味がないということになります。


こうした現状に研究員は「俺は完全にこの会社に騙された」と嘆いていました。
当然収入にかかわってくることで、上はゴールが違い定年前のお偉いさんで、冒険をしたくないのです。


今のある現状をとにかく維持がしたい。
会社のことは二の次というのがただ盤踞しているというのが実態でした。
結果、リーマンショックで従業員はほぼ7割解雇(非正規含む)



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